ニコマス感想 その15 ガルシアPのとのばな

今回こちら。

第一話

なんか、私がエントリ上げるものって殆ど数字伸びてるのばっかですよね。
でもここは紹介ブログじゃなくて感想ブログなので(言い訳)、好き好き言ってればいいと思ってます。うん。
だって、私の好きなのってたいていみんな好きなんだもん。ちかたないね!

と言うことで書いちゃうよー。ネタばれ注意!

ガルシアPさんの『色黒の社長の話。』シリーズ。通称「とのばな」。現時点で第九話まで出ています。
ファン多いですよね。あちこちのブログでも取り上げられてて、今年始まった連載物のノベマスでは話題度は破格ではないでしょうか。20選にもいっぱい出てくると思うなー。

ご存じのとおり、黒井社長メインのAfterモノの良心系ノベ(現時点)。
最新作では、光ちゃんの新曲のいおりんレーベルでのレコーディングが決まって、さぁ準備は整ったって感じでしょうか。物語が動き出します。

連載が始まった当初はですね、申し訳ないんですが、ちょっと苦手かも……と思ってたんですよ。
んで、しばらくは追ってなかったんです。
また見るようになったのは、ここ3話くらい。
あまりにあちこちのブログで紹介されてて、こんなに評判いいのに、このミーハーこのうえない私が気に入らないはずがないよなー、と思って、もっかい見てみるかーとマイリスから連続再生してみたところ、あっさりいけました。うん、いいです、これ。
おかげで、「チャオ☆」はリアルタイムで見て、「おまえかよwwww」コメに参加できました。すごく嬉しかったです。

最初に「苦手かもー」と思った原因ははっきりしていて、文章の凝り具合。
例えば、ん〜、お酒の銘柄や料理についての文章とかが、こう、むずむずしてしまうんですよー。
勝手に恥ずかしくなって、早く、早く流して!と思ってしまう。
でも考えてみたら、これって黒井社長の芝居がかった大仰さそのものですよね。趣味の良い、でも分かりやすくドラマチックなBGMと言い、全部込みでこの作品の主役が黒井社長であることを物語っている。(いおりんがモツレクで、ことにオッフェトリウムからなのはなにか意味があるんだろうか、とか考えてしまいますが)

と言うのはあとになって気付いたことで、私にとってはたぶん連続再生で続きがすぐに見れた、と言うのが良かったんだと思います。
苦手意識よりも、続きが見たい、と言う気持ちの方が大きかった。
あとは、きちんと物語に入っていけました。要は慣れなんですよね。続きが見たい、と思わせられたら勝ちです。ガルシアP大勝利!


とにかく、なにしろアイマス2の世界から10年以上経った後の話なので、アイドル達がどうなっているのか、性格も容姿も立ち位置もまったく予想がつかないのが前提なのが面白いです。新しいキャラが登場するたびにわくわくしちゃう。
そして、アイドル達と違って黒井社長だけは基本的にアイマス2の頃から変わっていない、と言うところが軸になっていると思います。
会社の規模こそ変わりましたが、黒井社長は性格も有能さもパワフルさもまったく変わりがないように見えます。ここまで変わらないでいられる、と言うのは結構大変なんではないか、と思うのですよ。
もちろん10代の少女からの13年間と、50代?の男性のそれとは違います。でももうかなりの年齢になっていると思われる黒井社長のこのバイタリティ。
特に、生涯のライバルであり敵愾心と言うエネルギーの源だった高木社長がいなくなってしまったあとは、一体なにをこのバイタリティの糧にしてるんでしょうか。

「たった一つ」とは何なのか。それはもう手に入れたのか、それとも永遠に手に入らないものなのか。そのあたり、語られますよね?楽しみだー!


それにしても、立ち絵をシルエットにして表情は視聴者の想像力に委ねる、と見せかけて、しっかり視聴者同士の仲間意識を煽るとか上手いなぁ!
千早登場時のミスリードとかも見事で笑ってしまいました。
ガルシアPの掌の上で転がされるの楽しいです。


おしまい。