ニコマス雑感 その1 コンテンポラリーMADとストーリーMAD ちょっと追記

やった!1週間続いたよ!いつ燃え尽きるかわからないけど!
と言うことで、今回は一つの作品の感想ではなくちょっと考えたことを。

6/14 7:00 こりゃダメだ、と思って追記しました。
私はバレエとかオペラとかミュージカルとか結構好きで、割と観にいったりしているのですが、こういう音楽を伴った身体表現と言うのは、だいたい演劇的か音楽的かで大体分けることができます。
全幕ものの物語バレエとかオペラは演劇的な演目で、逆にストーリーのない(あるいは薄い)身体あるいは音楽そのものをメインにしたコンテンポラリーな演目は音楽的な演目。

一般的に人気のあるのはやはり圧倒的に演劇的な演目の方で、お客さんも比べ物にならないくらいたくさん集まります。
私も「どちらかと言うと」なんて言う言葉を使うまでもなく演劇的な演目の方が好きで、ある程度は音楽的な演目も観ますが、やっぱり全幕ものの方が好きです。

で、当然話はニコマスに及ぶのですがw、この間のRidgerPの作品。非常に演劇的でしたよね。明確なストーリーがあって、それに沿った形で演出がされていて、アイドル達のダンスもマイムを含めたチョイスがされていた。

そしてそれに対するような形だったのが、orgonePのこの作品。具体的なストーリーはなく(強いメッセージ性はありましたが)、アイドルの身体とそのものを中心に据えてその美しさを追求した、哲学的とも言える作品。

両方とも本当に素晴らしくて、双璧だなぁ!と嬉しくなりました。(※)
どっちが好きかと聞かれると大変に困るんですが、誰にもそんなことは聞かれないので考えないことにします。

どっちが伸びるでしょうねー。
重度のニコマスファンは当然どっちも見てマイリスしてると思うので、軽度のニコマスファンやオールラウンドで見てる人をどれくらい引っ張れるのか。

ニコ動は実際に劇場に観に行くのとは違って観る手間も時間もかからないですし、手軽に繰り返して観れると言うこともあるし(ストーリーものは何度も何度も見ると飽きちゃうことがある)、もしかしたらあんまり差は出ないかもしれない。
再生数がどうとかあんまり言うべきではないと思うんですが(そもそも単なる一視聴者である私が気にするようなことではない)、ちょっと興味があります。

ちなみに、バレエなどの音楽的な演目の感想を書こうとするとなんだか内相的な自分語りになってしまうことが多くて、技術面以外は非常にレビューが書きにくいのですが(演劇的な演目の方が色々と盛り上がれます)、今回の両作品のレビュー数もちょっと気にしてみたいなー、と思います。
楽しみだ!

そして、書きながら思ったんですが、ニコマスにはPV系と言うもう一つのジャンルがありますね。往年のわかむらP筆頭のダンスなどの身体的表現よりは映像メインと言うか。困ったなw。ん〜、これはちょっとまた別ですね。
あ、そっか!翼Pのパフュームが残ってたら、それも含めて3方向で検証できたんだ!!!う〜、返す返すも残念至極。

<ここから追記>よく考えたらアイドルそのものに照準を当てて物語るものも別な気がしますね。
春香さんMADは春香さんが演じているのではなく、春香さん自身を表現している。
これは音楽を伴ったアイドルの身体表現とは言いづらい。
例えばこの間のトカチPさん少年PさんDSPさんの「糸電話」とか。公式曲MADとかもそうだ。

んん〜?やっぱ括るのって色々と無理があるかー。むむむむ。
<ここまで追記>
と言うことでオチもなく終わります。
もう少し、もう少し膨らませるかと思って書き始めたんですが、これが限界でした。力不足だ……。くっ。

おしまい。



(※)シラカワPさんやメイPさんが物語的な作品を得意とされていることはみなさん御承知の通りですが(ダンスやマイムを遣っての演劇的な作品と、静止画やコミュ、文字を使ったいわゆるストーリー系MADとはちょっと違う気もしますが、とりあえずは同じ範疇に入れます)、あと個人的に非常に演劇的だと思うのが金のPさん、マイム遣いと言う点ではKenjoPさん。KenjoPさんはマイム作っちゃってますがw
対して、アングラ系の方々がコンテンポラリー系を得意にされているのはまぁ当然で、あと黒薔薇な方々とかカルミナPさんもそうですね。
ぎょPさんや蜂Pさん、おっぺけPさんとかのダンスシンクロ系も音楽的なものに含まれると思います。曲に沿った形になるか、ダンスをメインで見せるかの違いはあると思いますが。